2015年9月16日水曜日

今年

そして更に月日は流れます。

今年の春のある時、街の中を我がMTBで走っていたら(今はCannondaleのMTB)、ロードレーサーに乗った30弱くらいの男性が、私の少し前でいきなりフロントタイヤを上げてウィリーを始めました。そして、赤信号で止まると、ハンドルを大きく切って、サドルに座ったまま、足をフロントタイヤの上に乗せ、その足でタイヤを前後させながら倒れずにバランスをとっていました。

これを見て、単純に凄いと思ったのですが、それから少し日が流れて子供と出かけた際に、たまたま警察主催かなんかのイベントをやっていて、そこでオートバイのトライアルの模擬をしてたのです。ライダーは小川選手という名前で、全日本トライアルのチャンピオンと言っていました。

1.7mの絶壁の下からバイクごと飛び上がって上って見せたり、走りながらジャックナイフしてそのまま走っていったり。バイクを「操る」姿に、おじさんである私も魅了されました。

そして、また昔を思い出して自分でもやってみたくなりました。

流石にバイクは乗れないので、家に帰ってネットでBike Trialのことを調べると、練習方法やら自転車の情報がそれなりに手に入ることが分かりました。

トライアルの自転車はマイナーなものなので結構値が張りますが、頑張って溜めれば買えない値段でもない。逆に、どんなにトップライダーが乗るような自転車でも30万円くらいと、ロードやMTBの高級車などに比べれば上限はかなり低い。何より、今すぐ買わなくても手持ちのCannondaleのMTBでも基礎練習には全く問題がないことが分かりました。

最初は、「サラリーマンだし、44歳のおじさんがいい歳してそんなことしてみっともないかな」とか思ったのですが、ここで諦めたら一生チャレンジすることもないだろう、という44歳の「後がない」現実を考えると、むしろ、今始めるべき、とBike Trialをする決心をしたのでした。

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