2015年12月21日月曜日

久しぶりに上達を体感

そういえば、背中の痛みは完全に治りました。今は両手の腱鞘炎の再発が心配です(すでに発症しています)。

昨日の日曜はMTBでウィリーと、そのあとはORIONで色々と、ある意味代わり映えのしない練習をしていたのですが、練習開始7カ月経過した今、久しぶりに上達を体感できました。

まずはウィリー。これまでフロントタイヤを上げた後のバランスばかりに気を取られて、それ以前のフロントを上げる、という動作がおろそかになっていました。そこが駄目なところと分かってはいたのですが、中々直らず。分かっているのですが、なんか、初心に戻り辛い時期ってないですか? これだけやったのにまた振り出しかよとか、プライドとかが邪魔して。

でも、それではいつまでたってもこのままと思い、改めてフロントタイヤの上げについて集中的に練習をして3週間目くらいのこの前の土曜。

掴めてきました。フロントの上げが安定してきたので、本当にしたかった走行中のブレーキングとか体重移動に専念できて、走行距離が飛躍的に伸び始めました。

そうやって昨日の日曜。もしかしたら目標の公園走破(走破といっても広場の対角線上を真っ直ぐ通り過ぎるだけですが。距離にして30Mくらい?)できるかと思うほど安定し始めました。フロントタイヤを上げる瞬間のペダルの踏み込みがシンクロしているのが分かり、そうなると、体のどこに力がかかっているのだろう、と思うほどに力が抜けてフロントタイヤがゆっくりと静止点まで上がってきます。なので、「まくれ」なんてしないのでそのまま走ることに専念できます。また、そのまま走ってタイヤが浮きすぎたと思った後のブレーキングにも余裕が出て、タイヤが落ちる、漕ぐ、ブレーキを掛ける、落ちる、漕ぐを何度か繰り返すこともできるようになってきました。

半年続けてモチベーションが下がりつつあるウィリーでしたが、ここにきて諦めなくて良かったと思う成果が得られました。

次にORIONでの一本橋渡り。公園の砂場の淵(15㎝幅)を渡る練習です。ここでは淵を「橋」としたいと思います。

渡り初めでフロントタイヤを橋に乗せて静止、その後に前進してリアタイヤを端に乗せたら橋の中央で静止、その後渡り切ってゴール、という設定にしました。

まずはスタンディングの確認。実は練習の前に、家でYoutubeでバイクトライアル世界選手権の動画を見てイメージトレーニングしていました。動画ではトップライダーが一本橋の上で少しだけハンドルを切って前後にゆらゆら動きながらバランスをとっているのを見て「ああ、トップライダーでもハンドルを切ることがあるのか」と思って、スタンディングばかりずっと練習している自分でも確かめたくなったのです。

でやってみたら、ハンドルを10度?ほど切って前後にゆらゆら動いてバランスを取れることが分かりました。ここで、ずっとスタンディンばかりしてきた自分も多少は上達しているのかも、と思えてモチベーションが上がります。


橋の渡り初めの静止では完全なスタンディングスティル(前後にも動かない)をしたいので、ハンドルを多めに切ってしまうのですが、橋の途中の静止が余裕をもってできました。落ちなければ良いので、ハンドルを大きく切って完全に静止でも良いし、少しハンドルを切って前後にユラユラでも良い。選択肢があるので気持ちに余裕が生まれ、結果的に走破の回数が増えました。

今後は失敗の回数を減らすと共に新しい練習課題を見つけて試していきたいです。

2015年12月19日土曜日

近況

前回の投稿からだいぶ経過しましたが、練習はコツコツと続けています。ただ、やっていることはあまり変わりません。

違いといえば、ずっと「できないなあ」と悩んでいたオットピがだんだんできるようになってきてモチベーションが上がると同時に、スタンディングの壁にぶち当たっています。

オットピはペダルを踏み込む時のブレーキを離すタイミングが悪くて飛び上がっても詰まったような感じになり、5㎝ほどしか進まなかったというか「モナテリ?」状態でした。

しばらく練習しても全く進歩が無いので、思い切ってブレーキを離すのを早めにしたら、タイヤが地面を転がってしまい、走りながらのホッピングみたいになってしまうのですが、それを繰り返していたらなんとなくわかってきました。少しずつブレーキを離すのを遅くしていきながら練習を続けたら、踏み込みとほぼ同時にブレーキを離して、タイヤも地面をほとんど転がらずに前に飛べるようになりました。飛んでいるときのギアの「ギー」という音が心地よいです。

70㎝くらいなら特に力まずに飛べるようになりました。もう少しでホイールベース(107㎝)くらい飛べそうなので飛び石オットピできそうでワクワクなのですが、少し高さが足りないようで飛距離が伸びません。ホイールベースを飛ぼうと思うと力んで飛距離が伸びないので、色々見直しています。

オットピの研究中で気付いたのがスタンディングの重要性。オットピで飛ぶ前にハンドルを真っ直ぐにして体勢を整えようとしてもバランスが崩れてフロントタイヤのホッピングを延々と繰り返すばかり。右に左にピョンピョン跳ねてるだけで、しまいにはそれで自爆というありさま。肝心のオットピになかなか移れません。

スタンディングは奥が深いなあと思いつつ一本橋渡り(前まで丸太渡りとか書いていました)の途中でスタンディングしたりとか、飽きないスタンディング練習法を模索しています。

そういえば、ウィリーも少し進歩しました。相変わらず進歩が遅いので結構嫌気がさしているのですが、ダメなところを見直して、前より安定してフロントタイヤを上げることができるようになってきました。そうすると走行距離も伸びてきて今日は最長記録でした(といっても10Mくらいですが)。

指が腱鞘炎で痛い…

2015年11月30日月曜日

近況

前回の投稿からしばらく時間が開いてしまいましたが、練習は以前より増してしています。

しばらくORIONで練習ばかりしていたせいか、Cannondale(F500)で同じことをやろうとすると違和感があって上手くできなくなってしまいました。Cannondaleは完全にウィリー練習車と化しています。

そんな中、相変わらずORIONでもスタンディングメインの練習をしていますが、それでは進歩もないので最近はステアケースと、ダニエル、丸太わたりの練習もしています。

ステアケースは20㎝ほどの段差です。低いだけに余裕をもってトライできるので体の動き(抜重)の駄目さが分かり、これを克服しないと更に高い段差は無理だろうな、と体の動きを細かく点検しながら反復練習しています。

ダニエルはまだ何もできません。ただ、シーソースタンディングからフロントを上げて上死点まで達する練習をしています。そのまま、フロントを落としてスタンディングに持っていくのですが、これが難しい。上げた後に左右どちらかに体勢を崩してしまい、足を着くことの方が圧倒的に多い。そんな中、フロントを上げ切った後に試しに跳ねてみたら、リアが浮きました。

丸太わたりは、実際の丸太があるわけではなく、公園の砂場の「ふち」のことを言っています。今、行っている公園の砂場のふちは幅15㎝、長さ4mほど。ここを足を着かずに走破する練習です。ふちの前でフロントを乗り上げ、ゆっくりとそのまま進んでリアも乗せて最後まで。できるだけ速度を落として。
これがなかなかできません。できないというのは、途中でバランスを崩して足を着いてしまう、ということです。ただ、最近はハンドルを切ればほとんど動かないで静止できるようになってきたので、落ちると思ったらその場で静止。ただ、次の走り始めにバランスを崩して落ちてしまいます。

最後に、また両手の腱鞘炎が再発してしまいました。連日の練習で痛めてしまったようです。大事を取って1週間、練習を休むことにします。

結局のところ、まだまだ修行が足りないということですね。

2015年10月27日火曜日

体調不良と覚悟

夜は仕事から早く帰ることができたら近所の公園でORIONに乗っているのですが、風邪を引いたのか、体調不良でしばらく休みそうです。昨日は休暇を取っていたのですが、せっかくの休暇なのに15分で疲れがピークに達してしまい、今朝、声がガラガラになってしまっていました。

元気なら本当は朝も乗りたいのですが、MTBでトライアルを始めた今年の5月、気合だけで朝乗っていたら早起きと疲れで会社で眠くて困ってからは朝は乗らなくなってしまいました。

それにこれから特に朝はどんどん寒くなるし、練習に行く時間は今でも既に薄暗い。なんて言い訳を考えてしまっている自分には覚悟が足りないということですね。

20インチと26インチの感覚の違い

MTB(Cannondaleの26インチ)の時からずっとスタンディングの練習ばかりしてきたのですが、ORION(20インチ)でのスタンディングも慣れてきて、そろそろ上下の動きもしてみたいということで、ステアケースの練習を開始しました。

高い段差は当然できないので20㎝くらいの段差で練習。後輪の抜重はまだまだですが、逆足の漕ぎを入れたフロントの上げは最初はそこそこ良かったのです。このまま1週間も練習すれば少しはまともになるかなと思っていたら、一度、目測を誤って段差の角にタイヤが落ち、あわやリム打ちのパンクという事態になって、調子が狂ってしまいました。実際、段差の角がリムに当たった感触がありました。これでどうも、恐怖心が芽生え、タイミングが取れなくってしまったのです。

恐怖心の原因は、パンクと段差の手前にタイヤが落ちてしまったことを想像すると、の2つかと思います。以前、MTBでステアケースの練習を少ししたことがあって、1度、段差の前に前輪が落ちてしまい、そのまま前にジャックナイフでつんのめって転倒しそうになったことがあります。どうも、ジャックナイフでの転倒は、かつての骨折のトラウマがあるようで…

「これじゃいかん」ということで、何か良い方法はないかと考えたところ、まず、ORIONでフロントを上げる感覚を養おうと思い立ちました。MTBではウィリーの練習をずっとしているのでMTBであればどの程度の力や勢いで背中を引けばどの程度フロントが上がるのかある程度分かっていますが、ORIONはまだ未知。

まずは漕ぎを入れないで素の状態の引きで確認したいと思い、マニュアルの動きで確認を開始しました。といってもマニュアル自体をやったことが無いので、最初はフロントがさっぱり上がりませんでした。繰り返しているうちになんとなく感覚をつかんでフロントが上がりだし、「いけるじゃないか」と油断し始めた時に、転倒。綺麗にまくれてしまい、腰から地面に落ち、痛みでしばらくその場から動けませんでした(今、3日目ですが、歩くだけでズキズキします)。

MTBでウィリーを練習し始めた時はまくれ回避の練習もしていましたが、今やウィリーの練習中にまくれて転ぶこと自体がほぼ皆無なので(先週、ブレーキシューを変えてブレーキが効かなくなり、久しぶりにまくれてこけました)、逃げ方自体も忘れていたような感じです。

また、「あ、まくれる!」と思った瞬間には転んでいた、というか、あっという間の出来事でした。ORIONで回避の練習をしっかりしておくべきでした。甘かったです(先週、MTBで転んでいるのに懲りていない)。

さて、ORIONの洗礼を受けた翌日、MTBでウィリーの練習をした後にスタンディングもやってみました。最近はMTBでウィリーの練習をしたらそれでMTBは終了としていたのですが、何となく、スタンディングもしてみようと。

するとどうでしょう。凄い感覚が違うというか、MTBは動きがすごいモッサリ。スタンディングスティルは、ほぼピタッと止まれました。自転車の挙動に体が余裕をもって対応している感じ。他のフロントアップやリアアップなどの動きもとても楽に感じました。日々、ORIONのキビキビに接していると、ある程度は鍛えられているのだなと実感。

また、フロントサスペンションがかつては固いなくらいに思っていたのですが(実際、一番固いセッティングにしています)、それが「ボヨンボヨン」と柔らかいバネの上に腕が乗っているかのようです。

GOLDRUSHのサイトに、インチの大きな自転車の方が楽だ、と書かれており、頭では納得していたのですが、本当にそれを体感できたのが驚きでした。

それよりも、早くORIONでステアケースをうまくなりたいです。

2015年10月17日土曜日

ORION慣らし

ORIONに慣れるべく、ちょこちょこと乗っています。

まず、真っ直ぐ走りながらハンドルを左右に切るだけでも慣れが必要と分かり、スラロームをしました。できるだけハンドルを切って、可能な限り速い速度で右に、左に数メートル旋回しながら進みます。30分もしていたら大分慣れました。

他にも車体の挙動に慣れるために基本的なスタンディングやホッピング、そしてキャットウォーク(の真似)とジャックナイフを。

キャットウォークというか、フロントを大きく上げるのが意外に楽で、おお、これが専用車か、とちょっと感動。サドルにまたがらないでの捲れの感覚が分からなかったので思い切って捲れて飛び降りる練習も。車体が小さくて逃げるのが楽なので、捲れても大丈夫、と分かってしまえば思い切って上げられるようになります。回避が悪くてこけそうにもなりましたが。

ジャックナイフも(事故ったときの)恐怖心はありますが、後輪が上がりすぎても足を着いて逃げることができることが分かって気持ち的に楽になってきました。そうしているうちに、Cannondaleでは頑張っても30㎝くらいしか後輪を上げられなかったのに、ORIONなら前転してしまうくらいに上げられるようになってきました。このままジャックダニエル(ヘリコプター?)ができるくらいになってみたいものです。

タイヤの固さというか、フロントサスペンションが無いので手首の衝撃が気になって、フロントタイヤの空気圧を低めにしていたのですが、慣れたので固めに戻しました。

まあ、上下運動が入ると調子に乗ってペダルから足を踏み外して転倒しそうになることもあるので、怪我しないようにORIONに慣れていきたいと思います。

それにしても、結構クランクのボルトって緩むのですね。

2015年10月11日日曜日

ORIONに乗ってみる

まず、ディスクブレーキがびっくりするほど全くきかなくて、慣らしが必要だと知って慣らしを実施しました。

ローターに水をかけて走行中にフルブレーキして、ブレーキを掛けながらペダルを漕ぐを繰り返した結果、がっちり効くようになりました。ローターが鏡面っぽくなっています。

いざ、腰を据えて乗ってみると、20インチのORIONは26インチのCannondaleとは全く感覚が違って、とても敏感です。スタンディングさえも不安定。Cannondaleが「ふわふわ」だとしたらORIONは「キュッキュッ」というか。また、乗車姿勢が結構前のめりになって、ハンドルに体重を預けがちになってしまいます。

1時間くらい乗っていたら大分慣れてはきましたが、Cannondaleと同じような感覚で乗れるようになるにはかなり時間がかかりそうな気配です。

それでも、諦めずに、乗りつぶすくらいの意気込みで頑張っていきたいです。

2015年10月8日木曜日

ORION納車

奥さんに頼んで、前借してORIONを購入しました。頭金は払ったので、残りを家庭内ローンで返済していきます…

購入したショップは「マイロードなかの」。静岡のショップです。幾つかショップの候補はあったのですが、このショップの場合はホームページに納品時の整備や、その後のメンテナンス方法などが写真付きで掲載されていて、安心感がありました。実際、メールでのやり取りでもとても親切な対応で、混んでいるので10日整備に必要と聞いていましたが、ずいぶん早く仕上げてくれました。

さて、仕事から帰って箱詰めにされたORIONを取り出し、外された部品を元に戻すこと30分。子供だったあの頃、欲しくて欲しくてたまらなかったトライアルバイクが目の前にあると思うと感慨深いものがありました。

ただ、まだ乗っていないので何ともですが、残念なことが発覚。

Tektroのブレーキレバーが上下にグラグラします。指で引くと真っ直ぐ来ないで上下に振れる。いや、振れるというレベルではありません。ちょっと、というかかなり気持ち悪い。

今乗っているCannondaleのSRAMのブレーキレバーではそんなことはないですし、奥さんの乗っているママチャリ以上のグラグラ感。なんか、見た目も片側300円?程度の作りですし、恐らく、直ぐに「まともなもの」に交換するでしょう。

後は乗ってみてからのお楽しみ、ということにしておきます。

2015年9月27日日曜日

ウィリー

手の腱鞘炎が酷くなってきたので、ウィリーの練習に専念しました。

なぜ、ウィリーなのかというと、今やっているスタンディングの練習は、どうしても不慣れでブレーキを握り過ぎてしまい、それで特にこれまでブレーキを余り握ってこなかった左手(リア)の腱鞘炎が悪化しているのですが、ウィリーだとブレーキをあまりかけないのと、いい加減にウィリーも少しは進歩したい、というのが理由です。

最近、ウィリー開始時のフロントの上げがいい加減になってきて、上がらないは、上げっても捲れてしまうなど、駄目の極限になっていたので、まず、上げの感覚を養うことに専念。

30分ほどすると、大分改善されました。初心を忘れて腕で引っ張って、力が足りないと上がらない、上がらないからもっと勢いよく上げようと腕で引っ張ると制御できずに捲れてしまう、という最近の悪循環から脱し、何とか落ちるか、捲れるかの微妙なところに持っていけるようになってきました。あくまでもフロントを上げる際は、背中で引く、腕を曲げすぎない、ペダルの踏み込みと上げのタイミングを合わせる。これを守りました。

そうなると今度は走行中のバランス補正の練習ができます。この練習が続くと、握りすぎてしまうブレーキも少し弱めに掛けるとかの余裕が生まれ、ストンとフロントが落ちることも少なくなってきました。

上げる際に左右にブレてそのまま旋回してしまうことなどもありますが、真っ直ぐ綺麗に上げられると、フロントをフワリフワリと上下させながらなんとか、最大10Mくらい走れるようになってきました(アベレージ5Mくらいですが)。

腱鞘炎の痛みが引くまで、しばらくはウィリーの強化でもしようと思っています。


2015年9月25日金曜日

シルバーウィーク

シルバーウィークは5連休でした。

最近、子供の一輪車を買ったので、私は早朝と夕方に各1時間程度の練習、子供は昼間に練習と、自転車三昧の休日でした。

天候にも恵まれ、練習ができたのは良かったのですが、ウィリーが全くうまくならないことと、指の腱鞘炎が再発、酷くなりつつあり、バイクトライアルに限って言えば余り気持ち的に充実した日々ではなかったのが実感です。

それでも、フロントホッピングしながら方向転換するのは着地時のブレがだいぶ少なくなってきたということ、恐怖心を克服するためにジャックナイフの練習を始め、「できそう」な気がしてきたのは収穫でした。

30㎝ほどのステアを乗り超えようとして(MTBの)フロントギアをぶつけたので、早く専用車が欲しい、という気持ちが強くなりました。下手なので当然ぶつけるのですが、前にも書いた通り、練習に使っているMTBは余り傷つけたくないので専用車で思い切り試したいのです。

今のところ、専用バイクの候補は予算的に「ORION」を考えています。(壊れなければ)3年程度使ってみて、続いていてスキルも上がっていたら違うバイクにグレードアップするもよし、続いていなかったら(痛くはないですが)必要最小限の出費で抑えられた、ということになるでしょうか。

明日の土曜も練習する予定ですが、天候が不安(あと腱鞘炎も)。今(夜9時半)も雨が降っています。

もともと雨が嫌いなのですが、バイクトライアルをするようになって余計に嫌いになっています(練習できないので)。

2015年9月17日木曜日

トライアル専用車

1か月半くらい前に公園で練習していたら、同じくトライアルをする男性と知り合いになりました。

彼は50㎝ほどの段差を上る練習をしたり、ダニエルの練習したり。私は単純に「すげー、本当の姿を始めて見たー」と子供のように感動して見ていたのでした。

彼も久しぶりにこの公園に来た、他にもトライアルする人を見たことがあるか、という話になったので貴方が初めてだと答えると、最近はトライアルをする人がめっきり減って残念だ、と言っていました。

その彼に教えてもらったのが、前の記事で書いたグローブ。

彼のバイクは26インチMTBをトライアル車に改造したものでした。MAXXISのタイヤを前後に履いており、後輪は極太。ギアはシングルに変更して、ブレーキも油圧のディスクブレーキに交換したそうです。重量は11kgほどだとか。

乗っても良いとのことだったのでお言葉に甘えてスタンディング(これしかできなかったので)。2つ、自分のバイクと大きく違う点が。

1つ目。彼のバイクにはフロントサスペンションが無いので、ハンドルの押し心地がかなり固いということ。サスペンションに慣れた自分には手首を痛めそうな気がしました。彼によるとサスペンションが無い方が何かと扱い易いと言っていました。

2つ目。とても感激したのが、ブレーキバーのタッチ。自分のMTBのVブレーキは利き始めとロックまでかなり間があるのと、ロックした後ももっと握れてしまう、弾力がある感じなのですが、彼の自転車のブレーキはブレーキバーの引き始めから利き始めまでほとんど抵抗が無く、そして利き始めたと思って少しだけ指に力を入れるとカチっとロックする感じ。ほとんど指の力が要らないのではと思うほど軽くて快適でした。

彼からは、本当の専用車を買うとサドルも付いていないので「自転車」として使えないからサドル付きのストリートタイプとか、今のMTBを改造した方が良いとアドバイスをもらいました。

んー、ストリート系のバイクって結構高いんですよね。BMXは別の話。あと、今のMTBは街乗り用に戻すから専用車でも問題ないと思っているのと、何より、トライアル専用車は20インチが一番格好良いと思っているので、20インチ専用車が欲しいんですよね。

トライアル専用車が早く欲しいと思った体験でした。

服装とか

今現在の服装は以下の感じです。

ヘルメット


持っていますが、今はしていません。帽子。そろそろヘルメットにしようと思っています。

下半身


ジーンズ。半ズボンは転んだ時にすりむきそうなので、真夏でも長いジーンズでした。

それとニーシンガード。ペダルを脛にぶつけると泣けるのでまだまだ下手糞な自分には必需品。

上半身


Tシャツ


ConverseのAll Starハイカット。くるぶしが保護されるし、ソールが薄いのでペダルの感触が良くわかって好きです。以前、練習中に足を踏み外して、ペダルがくるぶしをかすめてヒヤリとしたのがきっかけで買いました。

グローブ


最初、手には何もしていなかったのですが、豆がつぶれて困っていて、たまたま公園で知り合ったトライアルをする男性に、作業着屋(WORKMANとか)で売っているので十分、実際800円のを使っている、と見せてもらって、即日、近所のWORKMANで購入しました。彼の使っていたのがなかったので1300円のクラリーノ製。2カ月ほど使っていますが、全く異常なし。1度水洗いしてから若干緩くなった気はしますが。

もう、グローブがないとハンドルを握れません。

2015年9月16日水曜日

今現在

7月途中から端折ってしまいましたが、9月現在(練習開始から4カ月経過)は以下の練習をしています。

今のところのスローガンは「ちょっとやそっとでは倒れない。バランス一番」です。

大体、以下のメニューを1時間半くらいでやっています。本当はもっと練習時間をとりたいのですが、腱鞘炎がぶり返しそうなのと、あと、おじさんなので体力的にきつくて、そういう状態で無理すると怪我したりするので、という言い訳でそのくらいの時間となっています。正直、練習が終わるとヘトヘトです。

といっても8月から仕事で早く帰れないことが多いので、夜は週1回~2回、朝は起きれないので土日、祝日だけ、という頻度です。

色々用語が出てきますが、私が勝手につけているものが多いのでご注意ください。

ウィリー


もう3か月もやっているのにちっともうまくならない。ようやく5回くらい往復でペダルが漕げるようになってきた程度(距離にして10mほど)。フロントが落ちてきたときにペダリングを強めたり、体を引いてフロントを上げてバランスできるようになってきたが、まくれそうなときに繊細なブレーキができずに失速してしまう。ただ、まったく進歩がないわけでもないので、それを糧に頑張っています。

ゆらゆらスタンディング


利き足のペダルにしっかり体重をかけて、かつハンドルに乗せる手には体重がかからないように、リラックスしたスタンディングを心がける。このゆらゆらスタンディングは休憩の際に使われるそうです。なので、この練習をみっちりというよりも、他の練習中に疲れて休憩を取る際にこのスタンディングをしています。

逆ハンドルに切った状態でのゆらゆらスタンディング


かなりできるようになりましたが、まだ若干違和感があるので続けています。

上り坂を使ったノンブレーキングスタンディング


ブレーキを使わず、ペダルへの微妙な荷重のかけ具合でバランスします。坂なのでペダルの荷重を抜くと自転車が後退してきます。

片手スタンディング


ゆらゆらスタンディング中に左手を離します。それなりに続くようになってきました(といっても長くて10秒ほど)。

極低速での旋回


立ったまま、ハンドルを思いきり切って、リアタイヤを中心に極低速で旋回します。このとき、フロントタイヤにブレーキをうっすらかけて早く回りすぎない、また、止まらないようにじわじわと回るようにします。これを右、左で繰り返します。

シーソースタンディング


さっぱりできなかったのに、9月初め頃に急にできるようになりました。といっても時間にして30秒くらい続くようになっただけで、その間、右に行ったり左に行ったりとじっとしていられないので、その場にとどまって続けられるようにフロントタイヤとリヤタイヤを左右に自由に動かせるように練習しています。

カニ歩き


順方向(右への移動)はトラトラ道場の5mはクリアできるのですが、逆方向はそもそもリアがうまく上げられない(かつ、ひねれない)のでさっぱりです。今は逆方向の強化中です。

フロントホッピング


ハンドルを切らないで真っ直ぐにした状態で、バランスを崩しようになったら軽いホッピングで体勢を整え、バランスしたら、大きく右または左に跳ねて方向転換。着地の際にどれほどバランスを崩さないようにするかを感じ取りながら、また元の場所に戻るべく体勢を整えて跳ねる、この繰り返し。着地した瞬間にぴたっとバランスすると気持ちが良いです。狙った場所に移動できるように練習中。それができるようになったら今度はリアで同じことをする予定。

両輪ホッピング


前後の車輪を一緒にジャンプさせるものです。正式名称は知りません。最初は5㎝程度しか浮かなかったのですが、今はやっと15㎝くらいジャンプできるようになりました。最初、私のジャンプにペダルが着いてこなくて足が浮いて、着地の際に足を踏み外してしまうということが多かったので、それが怖くてあまり飛べなかったのですが、それが少なくなってから高さが増えました。30㎝くらい上がるようになりたいのですが。

トラトラ道場の5回連続ホッピングはクリアできます。あと、右方向ならジャンプして多少移動できます(10㎝ほどですが)。

段差を使ったスタンディング


段差(10㎝~30㎝)にフロントタイヤを乗り上げたり、その逆にリアタイヤを乗り上げた状態で、スタンディングスティル(ゆらゆら動かないスタンディング)やフロントホッピングしてバランスをとる練習をしています。

また、リアを上げた状態でジャックナイフターンで降りることはできるようになりました(順方向のみ)。

真っ直ぐスタンディング


壁にフロントタイヤを真っ直ぐにあてた状態でスタンディング。基本は右に倒れるようにして、倒れそうになったら左足をペダルから離して弥次郎兵衛。かなり安定してきたので、今後はその状態から後退してまた当てて、とゆらゆらスタンディングで練習してきた方法で強化を狙います。

ステアケース


専用車を買おうと思って貯金中ですが、買うまではMTBをあまり傷つけたくないので(街乗りとして使いたい)、10㎝ほどの段差でリアタイヤの抜重の練習をしています。今練習している場所ではこれ以上の段差は30㎝くらいになってしまうので、そうなるとフロントギアをぶつけて曲げてしまいそうで怖いです。

リバース


あまり深い意味はないのですが、できたら面白そうということで。スタンディングから体を強めに後ろに引くと自転車が後退してきます。その際にペダルを逆回転させて1mほど後退した後にまたスタンディング。これを繰り返す。でも、多くて3回程度しか続かない。苦手。

シーソースタンディング

長い梅雨の間は、練習できなかったので手の療養にはなりました。だいぶ練習はできなかったのですが、といってもやっているのはスタンディングとウィリーくらいなので、多少のブランクがあってもそれほど問題にはなりませんでした。

7月になって梅雨が明けるとともに本格的に練習再開。左手小指の「ばね指」はだいぶ良くなりました。また、右手で箸も持てるようになってきました。ただ、しびれは残っていました。

ここで練習メニューに「シーソースタンディング」を加えることにしました。

練習の参考にさせてもらっている「トラトラ道場」でシーソースタンディング15秒を目標、というのがあります。これが全くできない。

5秒どころか、リアタイヤ1回上げたら足着いて終了。数日やってもそんなレベルです。しかも、不慣れな練習だと手に力が入り、ブレーキレバーを引く指も酷使するのでまた腱鞘炎が悪化してしまうということが分かり、ジレンマに陥りました。

いい加減、ゆらゆらスタンディングだけではどうしようもないので…

まくれ

ウィリーを始めて数日後に、「まくれ」でひっくり返りました。

お尻から背中にかけて「ころん」と転がる感じで転んだので打撲とかそういうことにはならなかったのですが、正直びっくりしました。おまけに、自転車が目の前から降ってくるような形で覆いかぶさってきたので、ハンドルから手を離さないようにして、自転車が体に当たるのを防ぐのに必死でした。まあ、これらが一瞬で起きたので、ある意味本能で逃げ切った、という感じです。

前にペダルで脛が血だらけになったので、それを教訓にAmazonでバイク用にニーシンガード(脛、膝当て)を買っていて、練習の時に必ず装備するようにしていたので、脛の心配はなかったのですが、さすがにウィリーでひっくり返るのは想定内とはいえ、実際に起こると焦りました。

でも、自分はウィリーでのまくれにはそれほど恐怖心はないのですぐに何事もなかったように練習を再開できましたが、実は、私は以前、自転車で自爆していて、それが原因で若干怖い技があります。

それは、ウィリーの逆のジャックナイフです。事故の時ですが、自転車で走っていたら目の前にトラテープが横に走っているのを見た時には時すでに遅し。反射的に急ブレーキしたらフロントタイヤがロックしてそのまま前に放り出されて肩から道路に落下し、鎖骨骨折で2週間入院となったのです。

なので、ウィリーの合間にジャックナイフをやってみたりしても、5㎝上がっただけで前に放り出されてしまうような恐怖を覚えます(今は若干緩和されましたが)。

ウィリー開始

6月になってある程度スタンディングができるようになってくると、他の練習もしたくなってきます。ただ、私はスタンディングだけでも十分楽しいので、OKなのですが、ただ立っているだけではトライアルになりません。

といってもいきなりダニエルとかできないし、何か面白い技は…ということでウィリーを練習することにしました。

ウィリー自体はトライアルには余り必要ないのかもしれませんが、自分の中では自転車の技ナンバーワンくらいに入る「十八番」です。なのでせめてウィリーくらいできるようになりたいと思ったわけです。

ただ、ウィリーは目標ではないので、スタンディングの練習メインで、少しマンネリを感じたらウィリーもやって、というスタンスで進めていきます。

腱鞘炎との闘い

練習を1週間空けて、指の状態はどうかというと、大して良くなっていない様子でした。

相変わらず左手小指はポキポキ音がするし、右手は箸も持ちづらい。ただ、全体的に痛みという意味ではかなり引いたので、無理しない程度に練習を再開することにしました。

スタンディングの精度を上げることにします。私は利き足が右なので、ペダルを水平にした際は右足が前になります。そして、ハンドルは左に切ります。左に倒れそうになったら少しペダルを踏んで前に移動し、右に倒れそうになったら体を少し後ろに引いて自転車を後退させます。後ろに下がると右足のペダルが上がってくるので、これを妨げないように踏み込みを緩めます。この繰り返しでゆらゆらしながら立っているのが、基本のスタンディングだそうです。

後ろに引くときにバランスを崩して足が着きそうになるので、この辺も重点的に練習しました。

1週間ほどで慣れてきたので、今度は真っ直ぐ前を見て同じ練習を繰り返します。これまで、目線はフロントタイヤの前くらいだったのですが、前方を見ることで、バランスの崩れが視覚的に入ってこなくなるので同じスタンディングが難しくなりました。

長時間練習すると指が痛くなるので1回30分程度。ただ、夜の練習もできるときはやるようにしました。

この夜の練習。昼間と違って難しくなります。視界が悪くなるからか、バランスがとりづらくなるのです。ただ、夜練習した後、朝の練習をすると、同じことが楽にできたりします。

今では(9月)信号待ちなどで周りを見渡しながら立っていられるようになりましたが、最初にこれをした時の不安さといったらありませんでした。不安なんですよ。足元でタイヤがフラフラしているのが気になって、大丈夫かな、大丈夫かなって。

スタンディングと腱鞘炎

5月初め、第1回目の練習を行いました。近くの公園の舗装された場所を使いました。

まずは自転車の紹介です。

  • メーカ: Cannondale
  • タイプ: MTB フロントサスペンションあり
  • サイズ: 26インチ
  • 製造年: 2008頃~2009年頃
  • フレーム: アルミ CAAD2
  • ブレーキ: 前後ともVブレーキ
  • 変速機: あり(フロント:3枚、リア: 9枚)
  • 重量: わからないのですが、数少ない情報から推測するに、13kg程度ではないかと。
  • サドル: めいいっぱい下げました。
  • ブレーキシュー: リアだけTIOGAのトライアル用ブレーキシューに交換。利きは良くなったが音が凄い煩い。たまにリムごと洗剤で洗わないと直ぐに利かなくなってくる。
  • リム: マシン加工が入っています(細かい筋が円周状に入っている)。サンディングしないとブレーキが利かないそうですが、専用車買ったら街乗りにしたいので手を入れないことにしています。
  • タイヤ: スリックタイヤ。もともと街乗り用にタイヤを交換しています。
  • ギア比: 1.1程度になるようにギアを選んでいます。

ますはスタンディングの練習です。ネットで見つけた練習方法に従って、壁にフロントタイヤを当てた状態で倒れないようにする練習をしました。これは比較的早く立っていられるようになりました(壁があるので当たり前ですね)。

数日後、今度は体重移動してタイヤを壁から少し離し、直ぐにペダルを踏んでまたタイヤを壁に当てるという練習に移りました。

後ろに自転車を引いた時点で間髪入れずに足が着いてしまう。1度、右足を地面に着いてしまって、勢いよく回ってきたペダルで思い切り、右足の脛を打ちました。その時は痛いな、くらいであまり気にしていなかったのですが、帰ってから脛をみると、ペダルのギザギザが皮膚を縦に6か所削っており、すべての傷から血が垂れて、それが乾いていました。子供が一生懸命絆創膏を貼ってくれました。

そんな練習を数日繰り返し、離す、当てるを連続5回程度できるようになったところで、今度は壁を使わないようにしました。

壁を使わないと全く感覚が違います。5秒として立っていられない。大学時代に座ってではあっても1分程度立っていられる経験がなまじあるせいで、根拠のない自信が多少なりともあったのですが、現実を思い知らされました。

そんな状態で数日でくじけそうになりました。くじけそうになったら壁を使って「立っていられる喜び」を取り戻そうと気合を入れ直しました。

そうやって練習開始から1週間が経ちました。朝早起きして朝レン、夜は会社から早く帰ったら夜レンと、とにかく朝は毎日練習しました。

前後にゆらゆら動きながら何となく立っていられるようになってきました。ただ、すぐにバランスを崩しそうにはなります。あと、問題が。それは毎日、ブレーキを握る指に力が入りすぎて、ほぼすべての指の根元がズキズキと痛むようになっていました。右手に至っては親指の側面が痺れています。ネットで調べると、腱鞘炎だそうです。

とりあえず、もう少しできるようになりたいので夜の練習は抜きにして朝だけ毎日続け、練習開始から2週間が経ちました。

そこである転機が訪れます。それは、急に10分立てるようになったということです。なんとなくタイムトライアルでもしてみようかと思って時間を計ったら10分、倒れずに立っていらるようになっていました。更に、それ以上続けらえるのですが、足の裏が痛くなってギブアップしてしまいます。

ここまでできるようになって、手の腱鞘炎がいよいよ酷くなってきました。

右手は箸を持つのが困難になりました。靴ひもを結ぶのも言うことを聞かない。また、左手の小指は朝、起きた際に指を曲げた状態から伸ばすと引っかかって「ポキ」と音を立てて跳ねるように伸びるようになりました。ネットで調べると「ばね指」というそうです。炎症で指の筋が肥大化して、指の中の腱鞘という筒で引っかかるのでこのようなことになるそうです。数カ月安静にすれば自然治癒、酷くなったら手術だということでした。

折角スタンディングができるようになってきたところで数カ月も休んだらまた元に戻ってしまう、そう思うととても焦りました。

とはいっても、手術になったらそんなこと言っていられないので、1週間、練習を休むことにしました。

今年

そして更に月日は流れます。

今年の春のある時、街の中を我がMTBで走っていたら(今はCannondaleのMTB)、ロードレーサーに乗った30弱くらいの男性が、私の少し前でいきなりフロントタイヤを上げてウィリーを始めました。そして、赤信号で止まると、ハンドルを大きく切って、サドルに座ったまま、足をフロントタイヤの上に乗せ、その足でタイヤを前後させながら倒れずにバランスをとっていました。

これを見て、単純に凄いと思ったのですが、それから少し日が流れて子供と出かけた際に、たまたま警察主催かなんかのイベントをやっていて、そこでオートバイのトライアルの模擬をしてたのです。ライダーは小川選手という名前で、全日本トライアルのチャンピオンと言っていました。

1.7mの絶壁の下からバイクごと飛び上がって上って見せたり、走りながらジャックナイフしてそのまま走っていったり。バイクを「操る」姿に、おじさんである私も魅了されました。

そして、また昔を思い出して自分でもやってみたくなりました。

流石にバイクは乗れないので、家に帰ってネットでBike Trialのことを調べると、練習方法やら自転車の情報がそれなりに手に入ることが分かりました。

トライアルの自転車はマイナーなものなので結構値が張りますが、頑張って溜めれば買えない値段でもない。逆に、どんなにトップライダーが乗るような自転車でも30万円くらいと、ロードやMTBの高級車などに比べれば上限はかなり低い。何より、今すぐ買わなくても手持ちのCannondaleのMTBでも基礎練習には全く問題がないことが分かりました。

最初は、「サラリーマンだし、44歳のおじさんがいい歳してそんなことしてみっともないかな」とか思ったのですが、ここで諦めたら一生チャレンジすることもないだろう、という44歳の「後がない」現実を考えると、むしろ、今始めるべき、とBike Trialをする決心をしたのでした。

大学生時代

それから一気に時が流れます。

大学生の時に、テレビかなんかでオートバイのトライアルの様子を見て、ちょっとスタンディングをやってみようかなと思うようになりました。

この時はGiantのMTBに乗っていて、自転車は結構好きな方でした。

バイト帰りに信号待ちの時にスタンディングの練習をしました。と言っても練習方法を知らないので、ハンドルを少し切って、サドルに座ったまま、ひたすら倒れないように頑張る、というものでした。

週に2日程度のバイトだったので時間はかかりましたが、数か月後に、1分程度は立っていられるようになりました。

ただ、それだけで終わりでした。

Bike Trialを始めたきっかけ

もう35年くらい前の話です。

確か、og3が小学5年生の時にテレビでBike Trialが日本上陸、といったような番組を見ました(当時はBicycle Trialと言っていました)。

内容はほとんど覚えていないのですが、かすかに覚えているのは、小柄な自転車で障害物を乗り越えていくということくらい。

ただ、それが当時のog3には大変衝撃的で、すっかり魅了されてしまいました。当時はネットも無い時代なので、Bike Trialの情報なんてどこにもありません。今でも書籍も出ていないくらいですから、当時、上陸!などといっている時点で情報なんて皆無です。

ただ、あの自転車さえ手に入れば、何か自分にもできるような気がして、それから自転車が欲しくて仕方がなくなってしまいました。

寝ても覚めてもあの番組と自転車のことばかりを考えて、ため息をついているog3。多少ノイローゼ気味だったようですが、数か月後に見かねた両親が自転車を買ってくれるという話になりました。

ただ、その辺の自転車屋に置いているような代物ではありません。

田舎に住んでいたので、バスで街に出ていて情報を探すと、バイクの雑誌の片隅に、トライアルの自転車の記事が載っていました。これだ!ということで、この雑誌を買ってもらい、親の知り合いの自転車屋に相談してみたところ、取り寄せれば手に入りそうだということになりました。

しばらく待って、やっと納車されたときは嬉しくて飛び上がりました。

あの番組で言っていたことを思い出します。スタンディングでバランスをとるために前のタイヤをポンポンと跳ねさせると。これだけは覚えていました。

早速練習を始めます。しかし、そんなに早くできるようなものでもありません。それに、その練習しか知らないのです。例えスタンディングができるようになったとしても、その先、何をしたら良いかわかりません。子供だった私は自転車を手に入れてはじめて、このような重大な事実に直面して途方に暮れました。

そんな感じで学校から帰ってきてから少しずつ、1週間ほど練習したのでしょうか。全く何も習得できぬまま、挫折してしまいました。

また、後で雑誌の自転車と購入した自転車を見比べてみるとちょっと違うことに気付きました。メーカは「服部」で合っていますが、私のはどうやらトライアル用ではなくBMX(SIT-20というモデル)であることが分かり、自分のできなさと違う自転車が届いたことに2重のがっかりを味わったのでした。

当時、周りの友人は変速機付きのかっこいい自転車を乗っているのに、自分はシングルギアの小さな自転車でライトもないので友達と自転車で遊びに行くときも疲れるし、暗い時は走れない。また色が赤なのと珍しい自転車なので目立ちすぎている気がして恥ずかしかったのを覚えています。

ただ、その後、1つだけできるようになったことがあります。それは、両手を離して自転車に乗ることです。

広い公園で結構練習しました。そして、その公園内を手放しで何週できるか、とチャレンジしていたのを覚えています。

44歳のおじさんがBike Trialに挑戦するブログ

私(44old.og3、縮めてog3)は今年44歳になったおじさんです。この私は今年の5月、突然、Bike Trial(自転車トライアル)を始めました。

このブログはその奮闘記という位置づけです。

まず、経緯や始めた5月から現在までの進歩(と退化)をつらつらと書き綴って、その後はのんびりと更新していこうと思います。

[og3の基本情報]

年齢: 44歳(2015年4月末現在)
性別: 男
身長: 177㎝
体重: 63kg
職業: サラリーマン
家族: 妻1、子1

年齢: 45歳(2016年4月末現在)
性別: 男
身長: 177㎝
体重: 65kg
職業: サラリーマン
家族: 妻1、子2