2015年10月27日火曜日

20インチと26インチの感覚の違い

MTB(Cannondaleの26インチ)の時からずっとスタンディングの練習ばかりしてきたのですが、ORION(20インチ)でのスタンディングも慣れてきて、そろそろ上下の動きもしてみたいということで、ステアケースの練習を開始しました。

高い段差は当然できないので20㎝くらいの段差で練習。後輪の抜重はまだまだですが、逆足の漕ぎを入れたフロントの上げは最初はそこそこ良かったのです。このまま1週間も練習すれば少しはまともになるかなと思っていたら、一度、目測を誤って段差の角にタイヤが落ち、あわやリム打ちのパンクという事態になって、調子が狂ってしまいました。実際、段差の角がリムに当たった感触がありました。これでどうも、恐怖心が芽生え、タイミングが取れなくってしまったのです。

恐怖心の原因は、パンクと段差の手前にタイヤが落ちてしまったことを想像すると、の2つかと思います。以前、MTBでステアケースの練習を少ししたことがあって、1度、段差の前に前輪が落ちてしまい、そのまま前にジャックナイフでつんのめって転倒しそうになったことがあります。どうも、ジャックナイフでの転倒は、かつての骨折のトラウマがあるようで…

「これじゃいかん」ということで、何か良い方法はないかと考えたところ、まず、ORIONでフロントを上げる感覚を養おうと思い立ちました。MTBではウィリーの練習をずっとしているのでMTBであればどの程度の力や勢いで背中を引けばどの程度フロントが上がるのかある程度分かっていますが、ORIONはまだ未知。

まずは漕ぎを入れないで素の状態の引きで確認したいと思い、マニュアルの動きで確認を開始しました。といってもマニュアル自体をやったことが無いので、最初はフロントがさっぱり上がりませんでした。繰り返しているうちになんとなく感覚をつかんでフロントが上がりだし、「いけるじゃないか」と油断し始めた時に、転倒。綺麗にまくれてしまい、腰から地面に落ち、痛みでしばらくその場から動けませんでした(今、3日目ですが、歩くだけでズキズキします)。

MTBでウィリーを練習し始めた時はまくれ回避の練習もしていましたが、今やウィリーの練習中にまくれて転ぶこと自体がほぼ皆無なので(先週、ブレーキシューを変えてブレーキが効かなくなり、久しぶりにまくれてこけました)、逃げ方自体も忘れていたような感じです。

また、「あ、まくれる!」と思った瞬間には転んでいた、というか、あっという間の出来事でした。ORIONで回避の練習をしっかりしておくべきでした。甘かったです(先週、MTBで転んでいるのに懲りていない)。

さて、ORIONの洗礼を受けた翌日、MTBでウィリーの練習をした後にスタンディングもやってみました。最近はMTBでウィリーの練習をしたらそれでMTBは終了としていたのですが、何となく、スタンディングもしてみようと。

するとどうでしょう。凄い感覚が違うというか、MTBは動きがすごいモッサリ。スタンディングスティルは、ほぼピタッと止まれました。自転車の挙動に体が余裕をもって対応している感じ。他のフロントアップやリアアップなどの動きもとても楽に感じました。日々、ORIONのキビキビに接していると、ある程度は鍛えられているのだなと実感。

また、フロントサスペンションがかつては固いなくらいに思っていたのですが(実際、一番固いセッティングにしています)、それが「ボヨンボヨン」と柔らかいバネの上に腕が乗っているかのようです。

GOLDRUSHのサイトに、インチの大きな自転車の方が楽だ、と書かれており、頭では納得していたのですが、本当にそれを体感できたのが驚きでした。

それよりも、早くORIONでステアケースをうまくなりたいです。

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